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リーダーシップには「先天的」と「後天的」の2種類がある
ビジネスにおいて「リーダーシップ」は非常に重要なスキルですが、そのリーダーシップには大きく分けて「先天的リーダー」と「後天的リーダー」が存在します。まずは自分がどちらのタイプに近いのかを認識することが、成長の第一歩です。
先天的リーダー
先天的リーダーとは?
先天的リーダーとは、学生時代や若いころから自然と人を引っ張る存在だったような人を指します。特別な権限や役職がなくても、周囲から頼られ、自然とリーダー的な立場になる人たちです。
たとえば、部活動のキャプテンや学園祭の実行委員、学級委員長などに自発的に立候補していたようなタイプがこれに該当します。ここで重要なのは、「やらされていた」のではなく、自分の意思でリーダー的な役割を果たしていたかどうかです。
「先天的リーダーシップ」を見極めるポイント
以下のような特徴がある場合、先天的リーダーの素質があると言えるでしょう。
- 学生時代から自然と人の前に立っていた
- 自発的に役割を引き受けるタイプだった
- 形式的な組織でなくても周囲に影響を与えていた
たとえば、友人同士のグループの中でも、特にリーダーが決まっていないような場面で、自然と物事を決めて進めていたような人は、先天的リーダーシップを持っていると言えるでしょう。
後天的リーダー
後天的リーダーとは?
リーダーにはならないと思っていた人が、環境や必要性によってリーダーを任される。そんなタイプが「後天的リーダー」です。
たとえば、会社やチームの中で「他にやる人がいないから」「経験年数が長いから」という理由でリーダーに据えられるケースがあります。このような人は、最初からリーダーシップが備わっているわけではなく、任された後で学び、成長していくことが求められます。
後天的リーダーの注意点:「先天的リーダー」のマネをしないこと
ここで注意したいのは、先天的リーダーのような「俺についてこい!」タイプの真似をしてしまうことです。
自分の性格や強みと合わないリーダー像を追いかけると、空回りしてしまい、チームもうまく機能しません。
後天的リーダーの特徴
後天的リーダーは、「引っ張るタイプ」ではなく「支えるタイプ」のリーダーです。前に出て強く導くというよりも、チームの土台を支える「縁の下の力持ち」として機能します。
表立ったカリスマ性がなくても、丁寧な対応や着実な行動で、長期的に信用を積み上げていける存在です。
そのため、周囲からの信頼が厚く、時間とともに自然とリーダーとしての役割を担っていくことが多いのが特徴です。
リーダーシップは「型」ではなく「在り方」
リーダーになる道は1つではありません。
先天的にリーダーシップを持っている人もいれば、後から育てていく人もいます。重要なのは「自分らしいリーダー像」を見つけることです。
引っ張る力も支える力も、どちらも今の時代に必要とされるリーダーシップです。自分の強みを活かしながら、チームに貢献できる「リーダーの在り方」を見つけていきましょう。
後天的リーダーシップを発揮できるポイント
後天的リーダーは縁の下の力持ち
仕事には、「やりたいこと」、「やれること」、「やるべきこと」が存在する

基本「やりたいこと」と「やれること」しかしない。

後天的リーダーは、残ったやるべきだけど、やれてなかった部分をやる

どちらかというと、みんながやりたがらない仕事をやることになる
あの人がいると成果が出る
あの人がいるから、あのチームが成り立っている
リーダーの上の人たちが気付きはじめ、信用されるリーダーになる
リーダー同士は、やるべきところをきちんとやっているかを見ている
リーダーに抜擢しない条件
- すぐにあきらめる
- できない言い訳をする
- 危機感がない
- 成果が出ない理由を外部要因にする
- やるべきことを「自分がやらなくていい理由」を見つけてやらない
- ミスをしても誤らない
- ミスをしても、バレないようにごまかす
- 人が見ていないところでサボる
- うそをついてごまかす
- トラブルから逃げる
まとめ
リーダーはエースではない、キャプテンや監督がリーダー
リーダーシップには、先天的・後天的の2種類ある
後天的リーダーは、縁の下の力持ちを意識する